スピードM&Aの評判や口コミは? 個人M&Aで活用できるか検証してみた

スピードM&Aの評判や口コミは? 個人M&Aで活用できるか検証してみた
スピードM&Aは、2019年にサービスを開始したM&Aマッチングプラットフォーム。モーニングスター株式会社が発表した「Gomez M&Aプラットフォームサイトランキング2021」にて、総合第3位となっています。

小規模案件も豊富で、個人M&Aで取り入れたいツールの一つといえるでしょう。

しかし、サービスを開始してから日が浅いため、スピードM&Aに対する評判や口コミが少ないのも事実です。

そこで本記事では、スピードM&Aに対する評判を徹底的に調査し、その内容を検証していきたいと思います。

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スピードM&Aの評判や口コミは?

スピードM&Aの評判や口コミは?
当サイトでは、SNSを中心にスピードM&Aに対する評判を調査してみました。しかし、スピードM&Aに対する評判や口コミは確認できませんでした

この理由は冒頭でも触れたとおり、スピードM&Aがサービスをリリースして日が浅く、利用者が少ないことが考えられます。それでも、スピードM&AのようなM&Aマッチングプラットフォームに対する評判や口コミが確認できました。

某M&Aマッチングプラットフォームで、1社気になるところがあり事業買収の交渉入れてみた。

交渉を建前にして、あまり上手くいかなかった(であろう)事業主の、生の声と生のデータを堂々と聞けるの最高すぎんか??

引用:Twitter

今の時代、脱サラは超簡単にできます。M&Aのマッチングプラットフォームを見ると200万円から300万円ぐらいで会社が売っている。

もちろんこうした会社は赤字を出している場合もありますが、銀行から融資を受けれている会社は何かしらポテンシャルがあるはず。

そうした会社を買って経営改善するのがオススメです。

引用:Twitter

どちらの内容も、スピードM&Aに対する評判か定かではありませんが、M&Aマッチングプラットフォームに対するニーズが高まっていることが伺えます。

実際に、スピードM&Aは個人M&Aの対象となる100〜300万円の案件が豊富。他のM&Aマッチングプラットフォームと同様に、気になった案件があれば、売り手に直接交渉して話を伺うことも可能です。

では、スピードM&Aがどのような案件を扱っているのか、以下で詳しく見ていきます。

スピードM&Aの案件は充実している?

スピードM&Aの評判は? 実際に案件を調査してみた
2022年6月時点で、スピードM&Aが扱う案件数は約2300件。この数字は他社M&Aマッチングプラットフォームと比較しても、遜色ない案件数です。

では肝心の、個人M&Aの対象となる案件はあるのでしょうか?

以下で、譲渡希望価格100万円以下と、300万円以下の案件に絞って見ていくことにします。

100万円以下の案件

スピードM&Aの100万円以下の案件
  • 2022年6月時点の案件数:110件
  • 案件の特徴:Webメディア・SNSアカウント・エステサロン・飲食店・調剤薬局

スピードM&Aが扱う100万円以下の案件は、2022年6月時点で110件。同じ条件で、他社M&Aマッチングプラットフォームのバトンズは100件で、100万円以下の案件数だけでいえばスピードM&Aに軍配があがります。

案件の特徴を見てみると、会社の一部の事業を譲り受ける「事業譲渡」が多い点が特徴です。

実際に、会社を丸ごと会社を受け取る「株式譲渡」の案件は12件。一方で、事業譲渡は86件、その他(造作譲渡)が12件となっています。

事業譲渡は株式譲渡と異なり、会社が保有している許認可などは引き継ぐことはできませんが、潜在債務や偶発債務といったような予期せぬ債務を引き継いでしまうリスクがありません。

そのため、可能な限りリスクを抑えて事業をスタートしたい人は、事業譲渡も選択肢の一つと考えておいてもいいですね。

案件の業種は、Webメディアや飲食店など、小規模事業が目立ちます。この点に関しては、譲渡価格が100万円ということを踏まえると、どのM&Aマッチングプラットフォームでも同じ傾向が伺えます。

なお、100万円で買える会社や事業の特徴、注意点などについてまとめた内容を、別ページで詳しく触れています。ぜひ、こちらの記事も参考にしてみてください。

>>100万円で買える会社の特徴とは? 買う際の注意点まで徹底解説!

300万円以下の案件

スピードM&Aの300万円以下の案件
  • 2022年6月時点の案件数:209件
  • 案件の特徴:パン屋・レンタルスペース・民泊施設

※100万円以下の案件も含まれています

譲渡希望価格が300万円以下になると、選択肢の幅も広がってきます。業績も100万円以下に比べ、黒字を確保している案件が多いです。

特徴として、100万円以下の案件では見られなかった、パン屋やレンタルスペース、民泊施設なども見られるようになります。

なお、300万円以下の案件でも、スキームは事業譲渡が多め。株式譲渡の案件は、全体の1割にとどまります。会社を丸ごと買う株式譲渡であれば、500万円前後が相場となるでしょう。

引用:スピードM&A公式サイト

スピードM&Aと他社M&Aマッチングプラットフォームを徹底比較

スピードM&Aの評判は? 他社M&Aマッチングプラットフォームとも比較してみた
ここまでスピードM&Aの評判や、案件の特徴について見てきました。

そこで気になることが、スピードM&Aが他社M&Aマッチングプラットフォームと比較して、どのような特徴があるかですよね。

以下で、スピードM&Aの競合となる「バトンズ」と「トランビ」を比較して見ました。

スピードM&A バトンズ トランビ
登録費用 無料 無料 無料
月額プランあり
案件数 2312件 7787件 2510件
成約手数料 譲渡対価等に対し5%(※1)
最低金額22万円
成約価額の2%
最低275,000円
月額プラン加入で無料
100万円以下の
交渉可能案件
110件 100件 172件(※2)

データは2022年6月時点
※1:3,000万円以下の部分
※2:トランビは250万円以下の案件数

スピードM&Aは、登録だけなら誰でも無料。この点は、同じM&Aマッチングプラットフォームのバトンズと同じですね。

一方で、トランビも登録は無料で行えますが、本格的に売り手と交渉を進めるためには月額プランへの加入が必要になります。

スピードM&Aは案件を探すことはもちろん、売り手と交渉を進める際も費用はかかりません。ただし、成約時(M&A成立時)に最低22万円の手数料が発生する点を覚えておきましょう。

案件数に関しては、他社と比較すると少ない印象がありますが、100万円以下など小規模案件に限れば遜色ないでしょう。

なお、個人M&Aを進める際は、一つのM&Aマッチングプラットフォームだけでなく、複数利用することをおすすめします。

個人M&Aで大事なことはいくつもありますが、案件にたくさん触れることも重要です。いくつもの案件を見ることで、業界の特徴を捉え、自分がどんな会社や事業にM&Aをしたいかイメージが湧きます。

可能であれば、毎日M&Aマッチングプラットフォームの案件を見る癖をつけるといいですね。

今回比較した、「バトンズ」と「トランビ」については、別ページで詳しく解説していますので、気になる方はチェックしてみてください。

>>バトンズの評判や口コミは? 話題のM&Aマッチングプラットフォームの真相に迫る

>>トランビ(TRANBI)の評判を徹底検証! 個人でも気軽に利用できるのか?

スピードM&Aはどんな人におすすめ?

スピードM&Aの評判:おすすめな人をまとめてみた
スピードM&Aは、誰でも登録無料で、小規模案件が豊富なM&Aマッチングプラットフォームであることを理解頂けたかと思います。

しかし、誰でもスピードM&Aの利用がおすすめであるとはいえません。以下で、スピードM&Aの利用がおすすめな人と、そうではない人をまとめてみました。

スピードM&Aの利用がおすすめな人
  • 小規模案件のM&Aを考えている
  • コストを抑えてM&Aを実行したい
  • 自分で考え行動することが得意
スピードM&Aの利用がおすすめでない人
  • サポートを受けながらM&Aを進めたい

繰り返しになりますが、スピードM&Aの案件の特徴は小規模案件が豊富である点と、手数料が抑えられる点です

実際に100万円以下や、300万円以下の案件数については、他社M&Aマッチングプラットフォームと比較しても多い傾向にあります。そのため、個人M&Aの対象となる案件が多いといえるでしょう。

また、手数料も成約時に最低22万円と、他社と比較しても安いため、コストを抑えてM&Aを実行したい人には向いているといえます。

ただし、スピードM&Aは、あくまでM&Aのマッチングプラットフォームであるため、知識面でのサポートは受けられません。

そのため、自分で案件を探して、売り手に交渉を進めなければ、いつまで経っても成約に至らないわけです。

ちなみに売り手との交渉は、案件詳細ページにある「メッセージを送る」から簡単に交渉できます。

スピードM&Aの評判は? 交渉のやり方

「メッセージを送る」をクリックまたはタップすると、自己紹介や案件に興味を持った理由の記載項目がありますので、相手への最低限の配慮をしつつ、想いを伝えて見ましょう。

なお、どのM&Aマッチングプラットフォームでも同じですが、少しでも案件に興味を持てば、積極的に売り手へメッセージを送ってみてください。

実は、メッセージを送っても売り手から返信がないことも珍しくありません。メッセージを送ると、交渉を進める義務が発生するわけではないため、詳細な情報を得るためにも、積極的に売り手とコミュニケーションをとってみましょう。

スピードM&Aの評判や口コミのまとめ

今回は、M&AマッチングプラットフォームのスピードM&Aの評判についてまとめてみました。

事実として、スピードM&Aはサービス開始から日が浅く、利用者も少ないことから評判や口コミが少ないです。

それでも、個人M&A向けの案件数は豊富で、利用するだけなら誰でも無料です。手数料も抑えられるため、個人M&Aを考えている人であれば、取り入れたいM&Aマッチングプラットフォームの一つといえるでしょう。

なお、M&Aマッチングプラットフォームでの案件の見極め方や、交渉術などについては、当サイト運営会社が提供するメルマガを活用してみてはいかがでしょうか?

登録は誰でも無料。個人M&Aに特化した内容となっていますので、ノウハウ獲得のためにもぜひ活用してみてください。