ファンドブックは怪しい? ネット上の口コミや評判を徹底検証してみた

ファンドブックは怪しい? ネット上の口コミや評判を徹底検証してみた
近年のM&A件数増加に伴い仲介業者も増えてきました。

中でもプラットフォームを活用したマッチングに加え、アドバイザーによるM&A実務サポートを組み合わせたハイブリッド型M&A仲介サービスを提供しているのがファンドブック。

しかしファンドブックは、未上場企業がゆえに情報開示も少ないのが現状です。

そこで本記事では、M&A仲介業者の中でも特に勢いのあるファンドブックの真相に迫るため、ネット上の口コミや評判を見つつ、徹底検証してみました。

ファンドブックの会社概要

ファンドブックの会社概要
まずはファンドブックの会社概要をダイジェストでお伝えしていきます。

項目 内容
会社名 株式会社fundbook
事業内容 M&A仲介事業
設立 2017年8月7日
従業員数 265名
代表取締役 畑野 幸治
資本金 20億円
業績 売上高:35億円
経常利益:8億円
純利益:9億円
会社所在地 東京都港区
平均年収 400~500万円

※業績は2019年度の決算
※従業員数はWantedlyから引用
※平均年収はエンライトハウスのデータを参考

ファンドブックは2017年8月に設立されたM&A仲介業者です。

M&A仲介業者の中では歴史が浅く、それでも従業員265名、売上も35億円以上を上げている勢いのあるスタートアップ企業といえます。

ファンドブックの特徴は、冒頭で触れたとおりM&Aプラットフォームと、実務サポートを組み合わせたハイブリット型の仲介業であること。

M&Aプラットフォームによるマッチングと、担当アドバイザーによる丁寧なサポートを組み合わせて理想の相手先とM&Aの実現を目指しています。

以下で、ファンドブックについて深掘りしていきます。

ファンドブックの代表取締役は畑野幸治氏

ファンドブックの代表取締役は畑野幸治氏
引用:Forbes

急成長を続けるM&A仲介業者であるファンドブックを率いるのが、代表取締役CEOである畑野幸治氏です。

畑野幸治氏は1983年生まれの東京都出身。

大学時代のインターンでネット広告業界に関わり、在学中に2007年にインターネット広告事業である株式会社Micro Solutions設立。

その後2016年にネット型リユース事業を主軸とし、総合リユースサービス「バイセル」などを運営する株式会社BuySell Technologiesの代表取締役就任し、翌年に同社の全株式を譲渡します。

そして2017年9月に株式会社ファンドブック(fundbook)を立ち上げ、代表取締役に就任し現在に至ります。

このようにして見ると、畑野氏は元々M&Aに関わっていたわけではなく、ネット事業をメインに渡り歩いてきています。

ではなぜ、畑野氏がM&A仲介業者であるファンドブックを立ち上げたのかというと、自身の会社譲渡の経験からだそうです。

会社譲渡の際に従来のM&Aは決して理想的な姿ではないと感じ、大廃業時代の社会課題を解決する理想のM&A仲介を目指しファンドブックを立ち上げました。

自身の経験から理想的なM&Aを目指した結果、ファンドブックの特徴であるプラットフォームとM&Aの実務サポートを組み合わせたハイブリッド型の事業モデルができ上ったのでしょう。

他社とのサービスの違い

ファンドブックの特徴は「ハイブリッド型」のM&A仲介サービス
引用:ファンドブック公式サイト

これまで繰り返し述べているとおり、ファンドブックの最大の特徴はプラットフォームとM&Aの実務サポートを組み合わせた「ハイブリッド型」のM&A仲介サービスです。

基本的にM&Aサービスにおいて、営業マンが成約までサポートする「アドバイザリー仲介型」と、マッチングを手掛ける「プラットフォーム型」に大別されます。

どちらも良い部分と悪い部分があり、ファンドブックのサービスは双方の良い部分を抽出した新たな視点でサービスを提供しています。

具体的には譲渡企業がプラットフォームにて、気になった企業の企業概要書などを閲覧し、その後ファンドブックの経験豊富なアドバイザーが成約までしっかりサポート。

最近はM&A件数の増加に伴い、M&Aプラットフォームが増えていますが、実務的なサポートはなく当事者間でM&Aを進めていくのが一般的です。

そのため、どうしても時間がかかってしまうことがありますが、ファンドブックではこれらをスピーディに対応する仕組みを構築し、最短52日の成約も実現しています。

1日でも早くM&Aを実行したい、と望んでいる買い手・売り手の双方のニーズに応えられるサービスといえますね。

事例紹介

ファンドブックの事例紹介
それではここから、ファンドブックの公式サイトから成約事例をピックアップしてみます。

以下、ファンドブックの公式サイトからの引用です。

■事例①:個人経営の調剤薬局

およそ30年にわたって地域医療の一端を担ってきた個人経営の調剤薬局は、オーナー自身が引退を視野に入れつつ、地域のためにも調剤薬局を存続させたいと思っていました。

しかし一般的に門前薬局(病院や診療所の敷地を出て直ぐ前「門の前」にある調剤薬局)以外は、M&Aによるマッチングが難しいといわれています。

それでもファンドブックの支援もあり、たった2ヶ月のスピード成約となりました。

ファンドブックに正式に依頼したのは2018年9月。そのおよそ1ヶ月後には譲受企業の社長との面談を実施します。

最終的に経営者同士の方針が一致し、無事に譲渡が成立しました。

今回の案件については、ファンドブックは事前調査を踏まえ、報酬改定等による事業環境の変化にも対応できる規模を有した譲受企業であったこと、そしてM&Aにより事業を拡大していきたいという強いニーズを以前から伺っていたことで、譲渡企業側に提案をしています。

両者の明確なニーズを理解し、シナジー効果を発揮できるように丁寧なサポートがあったことがスピード成約につながったといえるでしょう。

譲渡企業側が譲受企業を探し成約まで持ち込むには、半年や長ければ2年以上かかることもあります。

それでもたった2ヶ月のスピード成約にこぎつけた背景には、ファンドブックの豊富な情報量はじめ、両者のニーズをしっかりと把握し、譲受企業に提案できたことが最大の要因かと思われます。

ハイブリッド型のM&A仲介業がウリのファンドブックですが、アドバイザーによる丁寧なサポートも特徴の1つかもしれませんね。

■事例②:急成長中のWeb制作会社

会社立ち上げから一緒に経営してきた役員が退職したことがきっかけとなり、M&Aで譲受企業を探していたWeb制作会社。

今後の経営の方向性を考えていた時に、タイミングよくファンドブックから連絡をもらいM&Aを検討することになりました。

譲渡企業のオーナーとしては、設立の浅いファンドブックに不安が尽きなかったものの、担当アドバイザーの丁寧かつ高いコミット力を信じM&Aを進めます。

他社M&A仲介業者にも相談していましたが、ファンドブックの条件交渉や譲受候補企業とのマッチ度は、他社と比べても群を抜いていたとのこと。

また譲渡企業のオーナーは、「自社の従業員にM&Aを進めていることを悟られないか」や「契約段階で交渉決裂とならないか」など不安要素も多くあったそうです。

このような不安要素があり、譲渡企業のオーナーは3ヶ月以内に成約させるという条件を設定。

結果、この案件は3ヶ月で成約となります。

事例②の案件は、譲渡企業の「3ヶ月以内に成約」という条件があったものの、結果として約束通り3ヶ月で成約となりました。

この結果になった背景には、事例①同様にファンドブックの担当アドバイザーの寄り添い力があったのではないでしょうか。

確かにファンドブックは他のM&A仲介業に比べ歴史は浅いものの、担当アドバイザーの熱意は他社に引けを取らないということでしょう。

ファンドブックは怪しい? 口コミや評判を徹底検証してみた

ファンドブックは怪しい? 口コミや評判を徹底検証してみた
それではここから、ネット上でのファンドブックに対する口コミや評判を拾っていきます。

ここでは主にTwitterを中心にユーザーの口コミと評判を見ていきます。まずは良い口コミや評判から。

最大手のトランビ、M&Aセンター傘下のバトンズ、エン傘下のマフォロバ。決算を調べてみると、登録者数は増えるけど、二次仲介だけだとなかなか利益は厳しそうですね。そういう意味ではファンドブックはハイブリッドなので最強。M&Aセンターさんと同じ戦略。

https://twitter.com/toyoday4/status/1385057798103339010″>https://twitter.com/toyoday4/status/1385057798103339010″>https://twitter.com/toyoday4/status/1385057798103339010

いろんなM&A会社が乱立してる中ここまでの急成長を遂げられるのは、ファンドブックのやり方が上手いのは勿論、M&Aが日本にかなり浸透してきてるからだと感じている。
“買収される”から“買い手を選んで良い条件で売る”が当たり前に。

https://twitter.com/yosi0813/status/1265905008488280065

ファンドブック社長の著作が届きました!楽しみです。

https://twitter.com/Careerladder011/status/1442283379433504769

良い口コミを見る限り、ファンドブックがハイブリッド型のM&A仲介業者であることや、ビジネスが上手い点を賞賛する声が伺えます。

またファンドブックのCEOである畑野幸治氏は、「創業者利益の確保&会社の持続的な成長を両立 成長戦略型段階的M&A」「M&Aという選択」の2冊の書籍を出しています。

書籍のレビューを見てい見ると、以下のような口コミや評判がありました。

著者が実際に売却側としてM&Aを経験されている点や、経営者として成功されているにも関わらず次の挑戦に取り組まれている点、自らの生い立ちやM&Aに対する想いなどもこの書物から垣間見れた。なんとなくM&Aを知りたい方や興味を持った程度の方にはオススメ。

この会社に入りたい。そう思えるほど、社長の理念に共感しました。

引用:Amazon

こちらは畑野氏の書籍「M&Aという選択」に対するレビューです。

書籍は馴染みの薄いM&Aについて、初心者でもわかりやすくかつ、畑野氏自身のマインドに共感する口コミや評判が見受けられました。

続いてファンドブックに対する悪い口コミや評判も見ていきます。

日本M&Aセンターにせよ、MACPにせよ、ファンドブックにせよ、最低手数料2500万円はやや高い印象ですね

https://twitter.com/karl_popper_/status/1324689686128832512

ここ数年でM&Aの仲介してる会社を大小10社程度利用して判った事が二つある。一つ目は手数料が高い割には大した事をしない。二つ目はどこの会社もエージェントのレベルが低くビジネスマナーもなってないという事。特にストライクとインテグループとファンドブックは最悪の部類。利用者は注意されたし。

https://twitter.com/mendokusainkai/status/1289934035989303299

悪い口コミとして、ファンドブックの手数料を挙げられる方が見受けられました。

ファンドブックの公式サイトによると、譲渡対象資産額(営業権を含む)が5億円以下については、成功報酬として2,500万円となっています。

引用:ファンドブック公式サイト

一般的な相場が1,500~2,000万円といわれますので、やや高めといったところでしょうか。

仲介業者の1つであるストライクの最低報酬額は1,000万円となっていますので、こちらに比べるとファンドブックの手数料の高さが伺えます。

ただその分、プラットフォームと実務サポートを組み合わせ、かつ担当アドバイザーによる手厚いサポートを踏まえると妥当な水準とも見て取れます。

この点についは、各々の判断に別れるでしょう。

ファンドブックは手数料の高さから「怪しい」と言われるのか?

ファンドブックは手数料の高さから「怪しい」と言われるのか?
一部ではファンドブックに対し「怪しい」という口コミや評判も見受けられました。

確かにファンドブックは他社に比べると歴史も浅く、実績も少ないことに加え手数料が高いともいわれています。

しかし「手数料が高い=怪しい」とは一概にいえません。手数料が高い分、質の高いサービスの提供が受けられるのであれば、妥当な水準と判断できるでしょう。

またファンドブックの手数料が高いといわれる理由には、少しカラクリがあります。

ここでファンドブックの手数料について細かく見ていきます。

手数料の種類 金額
着手金 無料
中間報酬 成功報酬の10%
成功報酬 中間報酬除く90%

以下、成功報酬のみ抽出してみます。

譲渡対象資産額 手数料率
5億円以下の部分 2,500万円
5億円超10億円以下の部分 4%
10億円超50億円以下の部分 3#
50億円超100億円以下の部分 2%
100億円超の部分 1%

公式サイトより引用

まずファンドブックの手数料体系の特徴として、M&Aの流れの中で基本合意まで無料ということでしょう。

多くのM&A仲介業者が徴収する着手金は無料。

着手金などの初期費用をあえて設定しないのは、「理想の相手とのM&Aの成約」という最終目標を経営者としっかり共有し、二人三脚で取り組むためとのこと。

さらに「担当アドバイザーの能力や紹介される候補先が分からない段階で費用が発生することは、不安も伴う」として、あえて基本合意まで手数料を徴収しません。

確かに、依頼する側としては、正式契約を結び高い手数料を支払ったにも関わらず、いつまで経っても候補先が見つけられなければ不安になりますよね。

このような顧客ニーズをよく汲み取った手数料体系といえるでしょう。

つまりファンドブックの手数料が高い、というのは成功報酬の部分だけで、全体を通してみると着手金がないことを踏まえれば他社と引けを取らないのではないでしょうか

成功報酬が高いというだけで「怪しい」と思ってしまうのは少しもったいないかもしれませんね。

M&A業界の拡大により採用も積極的

M&A業界の拡大により採用も積極的
それではここで視点を変えて、ファンドブックの採用活動を見ていきます。

採用活動を見ることで、会社の業績はもちろん、業界全体の動きまで垣間見れます。

結論から述べると、ファンドブックはM&A業界の拡大により採用活動を積極的に実施。新卒採用にも積極的で、22年卒23年卒でそれぞれ採用活動を行っています。

以下、23年卒の新卒採用の条件をまとめてみました。

項目 内容
募集ポジション ①M&Aアドバイザー
②コーポレートアナリスト
応募資格 2023年3月末までに国内外の四年制大学卒業見込、
または大学院修了見込
勤務地 東京都港区
勤務時間 9:00~18:30
※休憩時間90分
雇用形態 正社員
想定給与 月給25万円
待遇・福利厚生 通勤手当、健康保険
厚生年金保険、雇用保険、
労災保険、結婚祝い金
出産祝い金、弔慰金
休日・休暇 完全週休2日制(土・日)
祝日・年末年始・有給休暇
慶弔休暇、夏季休暇

福利厚生については、ベンチャーやスタートアップの中では手厚い印象が伺えます。

休日は完全週休2日制。ただし業務の進捗によっては休日出勤もあるとのこと。

また中途採用も積極的に行っており、現時点ではM&Aアドバイザー、インサイドセールス、コーポレートアナリストなどの職種を募集しています。

なおM&A業界の花形ともいえるM&Aアドバイザーは、「金融業界での営業成績が顕著な方」や「その他の業界で、トップクラスの営業成績をあげている方」となっており、金融機関出身者を優遇する動きも見られます。

ただし金融機関出身者でなければならない、とは書かれておらず「コンサルティングファーム、総合商社、専門商社出身者でM&Aに興味関心が高い方」と他業界でも熱意があれば採用するとのこと。

他業種からチャレンジする場合は、入社前にある程度M&Aに関する知識を付けくといいスタートが切れそうですね。

しかしM&Aに関する知識といっても幅広く、独学で学ぶには限界があります。

この点について、当サイト運営会社である株式会社Shylphでは、個人向けのM&Aに関する知識面のサポートをしております。

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まとめ:ファンドブックは怪しい会社なのか?

本記事では、ハイブリッド型M&A仲介業であるファンドブックについて分析してきました。

ファンドブックは成功報酬の高さから「怪しいのでは?」という口コミや評判が一部見られますが、すでに述べた通りで着手金など基本合意までに発生する手数料はありません。

この点を踏まえるのであれば、ファンドブックが突出して手数料が高いわけではないでしょう。

また顧客に寄り添ったサポート面があることから、安心して任せられるM&A仲介業ともいえます。

ただし、本サイトが取り上げる個人が行うM&Aに関していえば、ファンドブックで依頼することは少しもったいないかもしれません。

そもそもですが、M&A仲介業者が手掛ける案件は、個人で行うM&Aに比べ遥かに規模が大きいです。

そのため、個人レベルのM&Aであれば仲介業者に支払う手数料はかなり重荷になります。

この点を補うために、当サイト、ワークコラの運営会社である株式会社Shylphでは、個人M&A支援サービスを提供しております。

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